四季島

ゆきのりのうた

短歌

あまりにも暑すぎる時
蝉さえも鳴くのをやめる
それでも人は
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短歌

一日に十一回も繰り返す
作業は高い気温で過酷

短歌

見たこともないし
当然積むこともなかった荷物 
すんなり運ぶ

短歌

楽しみにしていたライブから帰る
妻を迎えに行く二十二時

短歌

エンプティーランプが点いても
十分に辿り着けると確信がある

短歌

昼食を摂るには早く
仮眠して時間調節 
気分すっきり

短歌

先週の波乱含みの変調を
引き摺ったまま週が始まる

短歌

図書館が北部リージョンセンターに
紙芝居は「蝶」 本は「ブレーメン」

短歌

何一つ届けず帰る雨の中
通行止めに追い詰められる

短歌

十二年ぶりに通過の街並みの
違いは何も用が無いこと

短歌

朗読のラジオ放送 
気味の悪い内容
明日の続きは如何に

短歌

ふと気付く 
光明池と琵琶湖って相似関係 
橋の位置まで

短歌

目くじらを立てるほどではないのかな
寛容さこそ肝要なのか

短歌

仕事用靴下を履くパパを見て
仕事に行くと分かり怒る子

短歌

少年期 
 まだ始まったばっかりの
生にわくわく
  そわそわしていた

短歌

三人で昼寝していて
知らぬ間に過ぎた豪雨の跡が窓辺に

短歌

四か所の卸地全て待機無し
高価な大型トラック転がし

短歌

この時代 
自己完成を目指すなら
人生百年計画でやれ

短歌

次々と雛が巣立っている模様
空に燕の影 多過ぎて

短歌

幸せのドクターイエロー 目撃し
走るルート2 ほんまにかいな

短歌

昼食はそれぞれ別の場所ながら
同じカレーで繋がる家族

短歌

休日はもっと多くていいくらい
用事は次々新たに生まれ

短歌

トラックは洗車機を通り
給油され 尿素も補給
まるでリゾート

短歌

二週間ぶりの
滋賀県方面の行程 
朝も昼も食堂

短歌

経験の少ないリーチリフトでも
徐々に巧みに操れて来る

短歌

六、七年前の仕事で
関わりの有った倉庫に
来た雨の中

短歌

参観を終えてお次は病院に
その後パパは市役所もある

短歌

月曜の寝ぼけ眼の朝の街
飛び起きらせた大地の揺すり

短歌

水泳の備品を買って
腕時計 電池交換
あと 非常食

短歌

気まぐれで
来たバスに乗り 小旅行
気分 高まり 弾む少年

短歌

幾つもの機材が補完し合うから
運転席はスペシャルシート

短歌

間違えて 行った所は
後にまた 来るべきことになる
予告編

短歌

パパの髭 痒い所を掻く道具
少年はいつ それに気付いた

短歌

鍵穴に鍵を挿し込む瞬間に
内からロック 掛ける六歳

短歌

大好きなバスが早めにやって来た
児童は走る速度を上げる

短歌

少年は
チャイルドシート卒業の検定合格 
ジュニアへ移行

短歌

行き過ぎて
十四年前 来た道で目印にした
SS通過

短歌

問題はラジオでもなく
データでもなかった 
無駄な電波が原因

短歌

二百円 時間短縮料金か
メロディーロードのサービス料か

短歌

水曜は三週連続雨降りで
湖西道路も三度とも雨

短歌

ドッジボール トランポリンに弾ませて
投げる受け取る 新たな遊び

短歌

遊具より蝶に関心あるようで
白や黄色を追い掛ける君

短歌

少年はサラダチキンが大好きで
パッケージ見ただけで「いひっ。」と

短歌

いいことを思い付いたぞ
眠らせた携帯ラジオ
揺り起こす時

短歌

三台のトラック同士で積み替えて
貰う荷物はビッグサイズで

短歌

外に出た途端に強くなる雨は
意図があるのかカラスのように

短歌

二十四年振りに渡った大橋が
時空を縮め余裕の走り

短歌

カセットに溜めた楽曲 
あの頃の輝きは失せ 
今や がらくた

短歌

少しでも職場環境 快適に
長く続けて行く意思表示

短歌

散髪の間 お利口さんにする
急に成長 遂げた小一

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