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四季島

ゆきのりのうた

短歌

ささやかなシンクロニシティーくらいでは
もう驚かず 色めきもせず
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短歌

イヤマフとネックウォーマー装着し
散歩している六歳の冬

短歌

べったんのような遊びで
夕刻を過ごす親子の時間 ほのぼの

短歌

生え変わる一番乗りは
左下Bの歯の位置
進む成長

短歌

二人して 七年前とは
反対の届を 同じ窓口に出す

短歌

こんなもの 試練というには及ばない
何しろ鍛えられてるもんで

短歌

小刻みなリズムを叩く手拍子は
六歳男児を笑顔にさせる

短歌

両親に話してこれで
関係者全てが承知
あとは前進

短歌

少年のシャンプーハット使い初め
ほんとだお湯が流れて来ない

短歌

大幅に早めたからは
初めての境地へ準備せずに踏み込む

短歌

連日の仕事だけでも
限界の状況でなお
家庭も過酷

短歌

二日目は独り立ちして初日やで
いきなりきつい内容でんな

短歌

このくらいならば恐らくやれそうな
手応えを得る 初日の帰り

短歌

演劇でぽんたの役の少年は
太鼓をうまく両手で叩く

短歌

新しい仕事の初日 確定し
呼応して今日 消える案件

短歌

天使君 声もやっぱり天使級
匂いはどうかな? くんくんくんくん

短歌

振り返りパパを見上げる子の顔に
朝から奮い立つのが父性

短歌

過ぎた日の今はどうでもいい事を
思い出すとはあんたも暇ね

短歌

速やかに場は設けられ即決す
決まる時ってこういうもので

短歌

ボールやら顔にシールを貼りまくる
ママ考案の遊びが当たる

短歌

インナーを上手に畳み 少年は
驚くパパに笑顔を見せる

短歌

少年は本日三つ お気に入り
百均 コピー機 エスカレーター

短歌

靴底が透明 
お洒落な長靴を
手に入れ
公園遊びを所望

短歌

大きさと形の違うフライパン
使って見切る 「コツとは些細」

短歌

犬の歌 終われば次はお気に入り
小さな鯨三体の齣

短歌

背面の巨大ボールに仰け反って
揺れて楽しむ 秋の放課後

短歌

頼まれたスポンジラック 
百均でやっと見付けて
箆は諦め

短歌

必要の無いオプションは外しましょ
追加料金ほどの価値無し

短歌

期待して赴いた場は
残念な時代遅れの考えと来た

短歌

店でしか食べられないと思われた
あのオムライス 家で再現

短歌

妻なりに思うところがあるようで
取り組む姿勢 健気に映る

短歌

材料をひとつ入れるか省くかで
出来栄えの差が大きいことも

短歌

サーロインステーキなんて高過ぎて
今日は買うけど 当面は無し

短歌

少年はパパにいいとこ見せようと
合図してからくるりと回る

短歌

直径が50センチの大玉に
腰掛け弾む 天使六歳

短歌

NHKフィギュアスケート中継を
見た子はすぐに動きを摸倣

短歌

旨いもの求め 料理の世界へと
足を踏み入れ 旅が始まる

短歌

クロワッサン坊やと呼ばれしその訳は
三日月型の目で笑うから

短歌

前回り受け身のような身の熟し
布団に飛び込む元気な六歳

短歌

手作りのラーメンを食い
パソコンのデータを整理
爪も切り終え

短歌

短期なら一時復帰も止むを得ず
年明けからの仕切り直しか

短歌

マルセイユルーレットなる技も出る
夢の中では身体切れっ切れ

短歌

滑り台 
滑らずに只 構造の観察をする
六歳の秋

短歌

進展のずっと無かったプロジェクト
妻の口から出たのが合図

短歌

凸面の鏡に映る男の子
なすびたんやらおにぎりたんに

短歌

一ヶ月 考えて出た結論を
伝えて 手札 ひとつ手放す

短歌

パパのする 咬み付く振りの発声を
真似て上手に「かっ。」と言う君

短歌

強烈な息を頭に吹き付ける
夕飯を待つ 親子の遊び

短歌

室内の照明器具は進化して
七年前と大きな格差

短歌

ベランダに鷹が訪れ 
妻と子は驚いたとか 
なんて幸運

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