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四季島

ゆきのりのうた

短歌

子が触れたことで開いた扉には
縁があるのか事態が動く
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短歌

五、六年前に生じた事態には
此度の為の布石の意味も

短歌

十年間 
五十代こそ最高と思えるように
生きて行こうか

短歌

少年の垂直跳びは
なかなかの高さがあって 
測るに値

短歌

八年のブルーを越えて今日からは
五年は続くゴールドの日々

短歌

ヨーヨーと独楽が男児に大受けで
そうか 回転系の玩具か

短歌

マッサージチェアーに腕を挟まれた
パパを気遣い救出する子

短歌

やや高いパンに替えたら残さない
男児の味覚 侮れないな

短歌

少年は工事現場や
設営の作業に強い興味を示す

短歌

電子マネーチャージの画面
背伸びして始めのタッチ
パパを手伝う

短歌

MDの操作にも慣れ
少年はBGMを流して遊ぶ

短歌

色々としながら歩く小さな背
ファニーボーイはハニーボーイで

短歌

長そうに見えた休みも最終日
三学期には期待できるよ

短歌

抜けた歯の跡に頭を覗かせた
永久歯君 永く宜しく

短歌

特定のギターのコード進行で
乗って弾む子 わ わ 分かるのか?

短歌

壁に向け二段蹴りするパパを見て
子が笑うからもう一度やる

短歌

少年はパパのスマホを独学で
操作し撮影 ITネイティブ

短歌

パパの振るフライパンから
見え隠れしながら躍る肉に笑う子

短歌

快晴の空 穏やかな元日を
一巡りして 親子で遊山

短歌

ごみ箱の袋をセットした男児
教えなくても会得するとは

短歌

トランポリン 高さが増したのみならず
ステップを交ぜ 魅せる少年

短歌

駅までの道で心が躍るのか
歩みも弾む六歳男児

短歌

パパの歌のさびの頭で
少年は眩しい笑顔
いい歌心

短歌

中学生男子は女子を意識して
大声を出す 気持ち見え透く

短歌

提出に出向かなくても来てくれた
浮いた時間で子と部屋遊び

短歌

六歳はパパ特製の豚生姜
食して眠る まあるい顔で

短歌

バス 電車 エスカレーター タクシーと
次々乗って 少年のイブ

短歌

台風に折られた枝に残る葉は
落ち葉にさえもなれずに朽ちる

短歌

天使君 店に行ったら店員が
みんな笑顔で見守っている

短歌

激動の二学期 今日で最終日
冬休みには何があるかな

短歌

帰路で子は
 郵便局のカンガルー
  米屋の俵の風船 タッチ

短歌

買い物のカートを戻す少年の
後ろ姿に「パパ助かるわ。」

短歌

調理したスウィートポテト
少年はこんなものかという顔で食う

短歌

帰り道 恐らくママがよく買った
ホットレモンを指差す男児

短歌

三時間余りの間 六歳は
終始 ごきげん パパとドライブ

短歌

ささやかなシンクロニシティーくらいでは
もう驚かず 色めきもせず

短歌

イヤマフとネックウォーマー装着し
散歩している六歳の冬

短歌

べったんのような遊びで
夕刻を過ごす親子の時間 ほのぼの

短歌

生え変わる一番乗りは
左下Bの歯の位置
進む成長

短歌

二人して 七年前とは
反対の届を 同じ窓口に出す

短歌

こんなもの 試練というには及ばない
何しろ鍛えられてるもんで

短歌

小刻みなリズムを叩く手拍子は
六歳男児を笑顔にさせる

短歌

両親に話してこれで
関係者全てが承知
あとは前進

短歌

少年のシャンプーハット使い初め
ほんとだお湯が流れて来ない

短歌

大幅に早めたからは
初めての境地へ準備せずに踏み込む

短歌

連日の仕事だけでも
限界の状況でなお
家庭も過酷

短歌

二日目は独り立ちして初日やで
いきなりきつい内容でんな

短歌

このくらいならば恐らくやれそうな
手応えを得る 初日の帰り

短歌

演劇でぽんたの役の少年は
太鼓をうまく両手で叩く

短歌

新しい仕事の初日 確定し
呼応して今日 消える案件

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