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四季島

ゆきのりのうた

短歌

初めての音波振動歯ブラシに
パパの超絶技巧を合わせ
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短歌

夏に合う グレープフルーツジュースには
苦甘酸っぱさ 大人の性愛

短歌

少年の気分は食パンではなくて
たまねぎパンということらしい

短歌

今年度 二度目の授業参観日
間に合うように走りに走る

短歌

チョウゲンボウ 鳥のことではなく息子
超~元気な坊やの略ね

短歌

鶏に触れるようになった子よ
映画「E.T.」なんて知らんな

短歌

七歳で黄昏泣きはあるのかな
寝た子が起きるまでひと作業

短歌

目薬を嫌がる子には睡眠時
さっと点したらいいけど擦る

短歌

青空でフェイント掛けておいてからの
ゲリラ豪雨に下界はおろおろ

短歌

予報より早過ぎる雨
ワゴン車の知人が運ぶ
優しい時間

短歌

乗る筈のバスに乗り遅れた人と
ドラマチックに始まる何か 

短歌

散歩中 ヘリが真上を飛んで行く
少し離れた場所で再び

短歌

街路樹に青葉が茂る通学路
コゲラが一羽 すぐに名が出ず

短歌

一時間掛けて作成した文書
破棄し積極不動実践

短歌

鶏がお立ち台にてタップダンス
七歳男児とステップバトル

短歌

空き部屋が一つ埋まってあと一つ
最上階も悪くないけど

短歌

マッサージされてる腕や脚はもう
運動器官 否 感覚器

短歌

テーブルのアクエリアスと おーいお茶
水位完全一致の夜更け

短歌

未開栓ペットボトルを
開けられるようになった子
どうディフェンスしょ

短歌

大きめの弁当箱に詰め込んだ
親父の味を男児は完食

短歌

少年は眠たいくせにパパのこと 
寝かし付けようなんて 逆 逆

短歌

父と子はバランスボールに腰掛けて
窓から見える景色も弾む

短歌

約四年 保持した携帯番号を
手放してこの六月 身軽

短歌

コシヒカリ宣伝隊長やりながら
脚立レンジャーの訓練する子

短歌

三日程 挑戦をして少年は
ノンアルコールビールをしばく

短歌

豪速球投手になるか 少年よ
壁にボールをぶつける左腕

短歌

動いたらお金も時間も労力も
費やす 今は動かない時

短歌

少年は強風の中 パパと行く
ボール遊びは明日に延ばして

短歌

洗濯も食器洗いも
しなかった日の翌日は
家事が終わらん

短歌

真夏日の運動会で少年は
パパの手作り弁当 ぺろり

短歌

明日に備え 早めに帰宅したものの
食事をせずに眠ると結局

短歌

スロープを転がって来る球を蹴る
動作反復 レフティーの君

短歌

七歳の脚立レンジャー 今日も行く
日々の訓練 身に付く力

短歌

それはまだ約束してはいないよね
「やれたらやるわぁ。」 「行けたら行くわぁ。」

短歌

週が明け 懸念を全て払拭し
事を早めに進める雨天

短歌

その昔 当時最寄りの駅だった
予想通りに何も無かった

短歌

シャッターを開けて応援してくれる
窓ガラスには馴染みのチラシ

短歌

見返りや損得勘定 よぎるなら
小賢しくって 気障りなだけ

短歌

少年は脚立を使い
新しい遊びを考案
時が足りない

短歌

午前九時 飛行機雲が十八本
気象条件 整い過ぎて

短歌

夕涼み 気持ちいいのはこの時代
真夏ではなく 五月のものに

短歌

生活のリズムが変則的になる
早く終わって 花粉の飛散

短歌

わたぼうし 蹴ったり吹いたり弾いたり
男児は初夏の風に種蒔く

短歌

寝転んだパパに布団を掛ける子の
優しさ満ちる眠りに入る

短歌

夕刻の玄関先で響く和音
バレーシューズの舞成す異音

短歌

下校時のルーティンをやめ 即帰宅
就寝までの時間にゆとり

短歌

もっとこう ほらあるだろう?
そこはほれ なんていうかな?
あれ? なんだっけ?

短歌

空の色だけで心は揺さ振られ
後は花粉が尽きるのを待つ

短歌

今日はもう十連休の最終日
明日に備えて早めに帰宅

短歌

他生の縁ほどではないが驚きの
十数年の時を越え縁

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