四季島

ゆきのりのうた

短歌

五歳児が
 自分の背丈程もある
        ボールで遊ぶ
             体験学習
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短歌

長雨もここまで来れば記録的
晴れより雨が多い十月

短歌

中井から仲良くしろとアドバイス
昨日の終業 一言挨拶

短歌

船に乗り七つの海を巡る旅
面倒な地に楽しみ一つ

短歌

なぜ急にお好み焼きで笑うのか
二十歳はそんな年頃なのか

短歌

今もまだ
未来を信じ
最善を尽くす程度の
気力ならある

短歌

半年も前から企画したこの日
雨も何とか持ち 動物園

短歌

またママの悲鳴が向こうの部屋でする
幼児は心配して駆け付ける

短歌

もしも今 死んだとしたら
あの世へはすぐに行けない
子の行く末が

短歌

長時間残業からの帰宅後は
子と遊べない ぷんぷんぷんぷんっ

短歌

ある事に夢中になっている内に
人は貴重な時を費やす

短歌

焼肉を食べてあれから
一年が過ぎて今年もまたこの季節

短歌

「しくじった。」
そう思いつつ見に行くと
落ちずにそこにあったリモコン

短歌

五歳児の気合いの声の「えいっ。」もまた
パパに対する「にゃあ。」もかわゆい

短歌

兄が以前 長く勤めたファミレスで
食事してみる まあいい店やん

短歌

見学を終えて お次は秋冬の
服を揃えて 振込み 電話

短歌

上履きの準備が要ると気が付いて
仕事帰りは違うルートで

短歌

妻からのメールは我を思い遣る
気持ちが入る 夜が明けるのか

短歌

ちょっとした刺激でいいよ
「ちょっとした」 その匙加減
大事な秘訣

短歌

艱難の時代を乗り越え取り戻す
自信は俺を男にさせる

短歌

三時間 妻とじっくり話し合う
これほど喋る妻は初めて

短歌

報われることが絶対無いのなら
無気力になる そこを何とか

短歌

解決も断ち切ることも諦めも
させない神の絶妙なこと

短歌

坊さんのアルバイトとはちゃうからね
時代はPCすらTB(テラバイト)

短歌

フェニックス 期待外れで
毎日の主軸はやはり
松屋で決まり

短歌

お目当ての
期間限定商品は終了したか 
特盛を喰う

短歌

秋分に名前を訊けば
美しい空が広がる
初音の如く

短歌

必要にまだ迫られていないけど
将来の為 スマフォに替える

短歌

幼少の我が子と過ごす時間より
世に輝ける日々があるかい

短歌

恐ろしい孤独地獄が人生か
俺もそろそろ覚悟決めろよ

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