四季島

ゆきのりのうた

短歌

 男がね



笑わせたがる理由はね



 女の笑顔  見たいからだよ

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短歌

ならいっそ



言ってしまえば潔い



金の為です 色の為です

短歌

候補者も



  支援者もみな



 世の中の為などでなく



私欲で動く



短歌

CMで



 みんなテンション高めでしょ?



結構な額 貰ってるから

短歌

快楽と



    引き換えに負う



  責任の



 割りに合わない



重さと永さ

短歌

圧さえも感じるほどの蝉時雨



短い夏の表現者たち

短歌

メディアから



 発信される 綺麗事



  偽善のにおい 嗅がされるだけ

短歌

夏雲に映るあの日の少年は



どんな未来に眼を凝らしてた

短歌

黒髪と



  白い肌との



      対照が



 世界で一番



      色っぽいのに

短歌

夜目 遠目



誰でも美女に見えるとか



あと 笠の内  酒の席もね

短歌

あの人と



 同じ香りのする人が



すぐそばに来て



        時間を戻す

短歌

別嬪が



 躓いたけど



  見なかったことにしとこう



   うん そうしとこ

短歌

いち早く



梅雨明け宣言する蝉の



声に射し込む 真夏の光

短歌

冷ややかな 孤独を覚え



  盗み見た



彼女は奴を 目で追っていた

短歌

眠いのは睡眠不足だけでなく



この退屈な日々のせいかな

短歌

 海の日に



  海に浮くのは



   あまりにも



  捻りがないと言いつつ海へ

短歌

台風の過ぎた朝餉の卓上に



つかまり立ちの小さな嵐

短歌

寝そべった我の背中の子の重み



確かに違う 成長の跡

短歌

宙吊りで走る車は森の上



 鳥の見ている景色が迫る

短歌

夏の日に一息入れる森の樹々



霧に撫でられ落ち着く緑

短歌

もや煙る桃源郷に続くのか



ロープウエイのケーブルの先

短歌

 せせらぎの 調べに青く



    山もみじ



匂い涼しく



      梅雨の山かげ

短歌

   どうしても



          再び君と



 会いたくて



     生まれて来たよ



時を合わせて

短歌

  丸々と



   千早の森の



      紫陽花は



 生み落とされた



        虹の卵か

短歌

  白銀の



      雲に包まれ



 金剛の谷間に響く



うぐいすの声

短歌

人生は



 ここから先がおもしろい



  予想を超えた事があるから

短歌

鳴きもせず飛びもせぬのに鳥なのか



翼のような飾りを広げ

短歌

丸顔に



 しゃれた口髭たくわえて



  たなびく雲間  昇りゆく月

短歌

 靄かかる



    青空に浮く



  半月は



海を漂う



 くらげのようで

短歌

人生を 早とちりしてしまうなよ



生きていてこそ  咲く 命花

短歌

しののめの



雲の絶え間の



明星の



かすみゆく様



遠く去りし日

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