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四季島

ゆきのりのうた

短歌

長引いた



   未練の如く



        夏は絶え



季節の風は



     正気に戻る

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短歌

涼しくて咳すらしてる人がいる



田んぼは遂に稲刈りの時期

短歌

君のならうつされたって構わない



同じ風邪でも気分が違う

短歌

四月から始まる年度



 半分に



     差し掛かる今日



  切り替えの時期

短歌

さらさらの風に身体を冷やされて



気持ちに少し腰が戻った

短歌

名月を



    愛でる暇も



  無き日々の



歌詠み人は



 思いを馳せる

短歌

秋分を過ぎて長引く熱帯夜



秋の居場所はこの街に無し



短歌

遠くから



  運動会の例の曲



 関係のない



     無意味な緊張

短歌

新入りの



バイトのあの子 まだあまり



        余裕が無くて



    怖いよ顔が

短歌

よくもまあこんなくだらんものばかり



ながせるもんやいまのメディアは

短歌

極楽や天国なんぞ



一年も住んだら飽きて



退屈地獄

短歌

諺の「長いものには巻かれろ」の



長いものとは長者のことか

短歌

残暑にもほどがあるやろ



蝉がまた鳴き始めたぞ



九月後半

短歌

果物が



  やけに甘くて 蘇る



 冷夏の後の



        味気ない秋



短歌

秋祭り 群衆の中 やりまわし



歓声の後 批評飛び交う

短歌

原っぱの



 とんぼの群れが



  威嚇して



   粘る残暑を追い払ってる

短歌

明け方の東の空のオリオンの



大三角が金星を指す

短歌

施錠され



 開けられないと



     思ってた 扉は



         単に重かっただけ

短歌

ゆっくりと大人は歩く



急ぐほど 未来に期待していないから

短歌

秋風を



身体はすぐに察知して



少し高めのシャワーの温度

短歌

子は走る



急いで行って見たいほど



楽しい未来



ありそうだから

短歌

夏風邪に思い知らさる



健康を損なうだけで



絶望すると

短歌

距離感の程よい今の関係で



満足すれば 長続きする

短歌

鈴虫が鳴き始めたか



そう言えば 



今年ヒグラシ聞いていないな

短歌

暑い夏越えるとそこは



何しても



捗る季節 ○○の秋

短歌

最大手 かなり信頼できるのか



それとも よほどあくどいのかな

短歌

賢者から



   学ばないなら



物凄く偉大な方か



       愚かな者か   

短歌

屋根の上



明けの明星



出現し



存在感の失せるシリウス

短歌

       ジュゴンさえ



綺麗な人魚姫になる



   人の視覚は伸縮自在

短歌

夢なのか



    現実なのか



        知るは無駄



 夢即現



          現即夢

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