四季島

ゆきのりのうた

短歌

すれ違う車の中の人たちは



皆 笑ってた バブル期のよう

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短歌

現代の忍者を見たり



伝説の



あれが忍法「掌返し」

短歌

役職を与えその気にさせておき



ただ働きに嵌める使用者

短歌

冬の朝 京都烏丸丸太町



雀も鳩も丸く膨らむ

短歌

靴音で



    かなりの美女と



 思いきや



    期待外れに



  濁る眼差し

短歌

価値の無い人など居るの?



いや むしろ



価値の有る人なんか居るのか?

短歌

世の中の怒りのおよそ九割は



八つ当たりだと早く気づけよ

短歌

祝日はつまり休日



勤労に



感謝するとは



そういうことよ

短歌

本日は“いい夫婦の日”なんだって



だけど僕には「そんなの関係ねえ」

短歌

チョコみかん



疲労した身に行き渡る



なぜかよく合う和洋折衷

短歌

晩秋を初冬に変えた木枯らしに



死に場所探す 路上の落ち葉

短歌

月さえも



毒牙にかける



人間の



果て無き野望 



未来を侵す

短歌

新しい住処候補の下見して



胸はわくわく 前途は光る

短歌

辛口で知られる筈のあの人も



金掴まされ ベタ褒めしてら

短歌

蝶は昼 蛍は夜に活きるのに



君 夜のチョウ



僕 昼ボタル

短歌

去年まで素通りしてた波に乗り



味わう風香 ヴォジョレーヌーヴォー

短歌

ヘッドホン付けて音楽聴きながら



メール打ちたきゃ家でやったら?

短歌

走馬灯 見たことの無い世代には



その比喩 あまりピンと来ないな

短歌

うまいこと美化してもただ性欲に



操られてる邪な恋

短歌

夕暮れが



殊更沁みる



秋の空



色づく雲も



肌寒かろう

短歌

日本酒を飲みたくなった



今日こそが



体の中の暦の立冬

短歌

冬眠をしていた頃の遺伝子か



立冬過ぎて眠気が取れぬ

短歌

そんなことしてまで値打ち付けたいか



だしにするのに誘う女よ

短歌

可愛いもの



  見たら笑ってしまうでしょ



 君を見ている



   僕も笑顔に

短歌

氷山の一角語る成功者



真似してみても



まあ意味無いよ

短歌

金の為 みんな目ざとく喰らいつき



利権に群れる餓鬼の様相

短歌

夕暮れの生駒の山のくるまみち



眼下に浮かぶ星屑の海

短歌

絶好の行楽日和



行く当ても連れ合いも無い



掃除をするか

短歌

外見のかわいさこそがくせもので



弱い男が強女を守る

短歌

完璧に抑圧された魂は



爆縮レンズのプルトニウムに

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