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四季島

ゆきのりのうた

短歌

君はまだ



     花より団子



           僕はもう



団子より花



        花よりも君

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短歌

電脳の



林檎と窓の綱引きの



掛け声はそう



オーエス オーエス

短歌

図書館に来ている人は



どうしても 知的に見える



これは使える

短歌

開花日を



     過ぎて 桜は



             一分咲き



引っ張り気味の



           春の足踏み

短歌

珍しく滅多にはない現象も



二度見ちゃったら価値が暴落

短歌

妖精を見たら頭が春だとか



今日 羽の無い天使がいたよ

短歌

もうないと思っていたら



まだあった



無限に広い 有限世界

短歌

人間も絶滅危惧種ならきっと



もっと大事にされようものを

短歌

男性は七度初恋するらしい



数えてみたら君で八度目

短歌

数時間前に見かけた飛行船



まだ浮かんでる 



帰れないのか 

短歌

 陽光も



    三月下旬ともなれば



  物質化して



        黄色いちょうちょ

短歌

昼と夜 



 今日を境に逆転し



    半年続く光の季節

短歌

今日あたり



開花をしても良さそうな



桜の蕾 雨天順延

短歌

重ね着をやめていつもの散歩道



減量中の身体 軽やか

短歌

木蓮のやけに大きな蕾から



彼岸の入りの寿ぎを聞く

短歌

他の者を食わずに生きることくらい



ありえない事 地球の平和

短歌

少年期 よく見たテレビ あの曲に



蘇る まだ若い 父 母

短歌

浄化され



  潤いのある



      風が吹き



        少し休めと  



            春の長雨

短歌

ああ言えばこう言うような



口だけが立つ人間は



政治家になれ

短歌

犬だって



歩けば棒に



当たるもの



ウェブで波乗り



辿る島々

短歌

暖かな陽気を浴びて



筋肉も安堵したのか



緩々笑う

短歌

あなかしこ 



  あの宇宙から我が愛車



識別するか



 グーグルアース

短歌

探し物 



 出て来ることを望むなら



探すのやめて



  忘れたらいい

短歌

人間に



できることって



ただひとつ



「死ぬまで生きる」 



簡単ですね

短歌

夜の明ける時刻は日毎早くなり



昼の長さを持て余す午後



短歌

有り余る



エネルギー持つ



園児らの



空へ飛び去る



挨拶の声 

短歌

       鶯の



 まだうまくない鳴き方で



測定をする  春までの距離

短歌

手に入れる必要なんか無かったね



幸せはただ感じればいい

短歌

菱餅に



カルボナーラを連想し



飛び出した街 



まだお昼前





短歌

春風が吹き始めると胸を刺す



振り切ったあのひと冬の恋

短歌

三月の



  声が聞こえて



      跳ね起きた



白い窓から



   覗く残寒

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