四季島

ゆきのりのうた

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短歌

他の肉 食べるのならばまだいいが



猿を喰うなよ チンパンジーが

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短歌

輪を描く



鷹の渡りの空の下



ハトやカラスは騒然となる

短歌

ひび割れて



盛り上がってる



アスファルト



下から覗く桜の樹の根

短歌

上空の



トビとカラスの争いを



運動会の



父母らは知らず

短歌

 それなりに



築いたものがある為に



 自由を失くし



囚われの身に

短歌

西向きに進むペダルのやや重い



季節変わりの合図吹く街

短歌

何事も



  理屈はいつも後で付く



肝腎なのは



      未知の実際

短歌

この日から



半年間は



長い夜



闇の時間も



また捨て難し

短歌

勉強は



 大人になってからすべし



飯の時間も



    すっぽかしちゃう

短歌

経済の泡が弾けた経験をしておきながら懲りず轍踏む

短歌

都合よく性善説を弄すのは



事なかれ主義 それとも金か

短歌

華麗なる



   軌跡を描く



      シュートでも



          突き刺したのは



               自陣のゴール



短歌

タックルに



 誰一人来ぬ状況で



トライをしても



 快感は無し

短歌

漢字にも時代に合わぬものが有り



「痩せる」に“やまいだれ”はおかしい

短歌

交代の時期が分からず



東には夏雲が湧き



西に秋雲

短歌

十五夜を



彷彿させるレモン色



正午の空に浮くアドバルーン

短歌

提灯に



  夜道を照らす



        役 取られ



雲隠れする



      中秋の月

短歌

建物が



地上に落とす



影の色



精彩を欠き



可愛い日差し

短歌

             人間が



  犬に咬みつく



          珍事には



興味ばかりで



               真相は闇

短歌

もう何が起きてもさほど驚けず



奇を衒う神 ネタは尽きたか 

短歌

日頃から出し慣れてない



    アドレナリン



たまに出したら何か新鮮

短歌

人生に意味は無いから



意味付けをしたがる人の



シンクロニシティー

短歌

権力に擦り寄る奴が



堕落した組織を作る



真の罪人

短歌

順調に育つ稲穂の



むせ返る匂いを照らし



衰う西日

短歌

若くして



    成功すれば



醜態を



   曝すのが落ち



人は晩成

短歌

近年は



  秋を迎えただけでもう



   何かを遂げたような気になる

短歌

ここは誰? 私はどこ?の狼狽も



若気の至り 戻る気は無い

短歌

栄養が



吸収されるより早く



元気にさせる



旨さの力

短歌

 夕立は上がり 雲間に



    星ひとつ



今年の秋はそこか 木星

短歌

その昔



 父が風呂場で



       歌ってた



  あの歌の良さ



     分かる日が来た

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