四季島

ゆきのりのうた

短歌

押し返すような食感



    葛城の



精を凝縮させた山芋

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短歌

           浮き島の



大和三山



     



      見下ろして



 





 ロープウエイは空を飛ぶ船

短歌

無いものが



   無いのかとさえ



          思うほど



 恵まれた国 



           未来を探す

短歌

彩の国 



 埼玉にいた



あの頃の



 美しい和歌



十五の少女

短歌

挨拶をくれたさっきの



 あの女性



見覚えが無い 



 人違いかな

短歌

          先駆者は



        治まったのか



      ローラーの



   滑り台後の



お尻の痒み



短歌

山中の



 展望台に



   人は無く



      この惑星に



          我 独りきり

短歌

温暖な気候にめげず



          動き出す



気の早すぎる



       インフルエンザ

短歌

    公園で



  迎えを待って



一晩中 雨に打たれた



  サッカーボール

短歌

パソコンが



  良かれと思い



       する動作



 少なからずの



        お節介あり

短歌

ムクドリの



大集合が



始まって



温暖ながら



晩秋らしい

短歌

今はまだ



 お昼前かな



人生の



 昼下がりには



充たされるかな

短歌

 快晴の空の周囲に



     掛かる靄



半透明の



   月が溶け込む

短歌

迷惑でしかない清い幻想を



押し付けてくる代償行為

短歌

いくらでも



空いてる場所のある



広い 駐車場



なぜ 隣に停める

短歌

胴体を



 失くした蜂の



  覇気も無く



 ただ逃げ惑う



  落ち葉の路傍

短歌

パソコンのパの字くらいはいいけれど



ンまで行くのは多分やり過ぎ

短歌

雨の日は



 運動不足解消の



      手立てがなくて



          明日に持ち越し

短歌

権威者の放つ駄洒落は



面白くなくてもみんな



楽しそうやね

短歌

水辺から遠い路上で



   跳ねるエビ



  どういうことか



  推理してみる

短歌

変人は



 色や銭より



自己完成



 海 山 千里?



それらが何か?

短歌

寺までの道を尋ねた老夫婦



他生の縁かどうかは不明

短歌

消え去った



 蝉に思いを馳せる目に



      金木犀の甘い彩り

短歌

急加速している時の



UFOに似た夕刻の上弦の月

短歌

初めての



 姫の奏でる



    和の香り



小高い丘に



  色付くみずき

短歌

静寂に



頭上を過ぎる気配あり



羽音からして カラス



やっぱり

短歌

自動車で来たことのある道を漕ぐ



とんと憶えの無い上り坂

短歌

カバさんは



    ワニより強い肉食者



事実と違う



     ステレオタイプ

短歌

目の前の



  捕まえかけた



       獲物より



 渡りの風を



目指すハヤブサ

短歌

  三月の中旬頃と



ほぼ同じくらいの夕日



    十月初旬

短歌

金色は宝の印 



  お茶 ビール



 稔りの稲穂 



宵の三日月

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