四季島

ゆきのりのうた

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短歌

気が済めば



   消え失せるのが



           愛ならば



その定義なら



       愛は有り得る

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短歌

暮れるのが早い季節の公園で



一人稽古のサッカー少年

短歌

小学校六年生が



大人びて見えた小学一年の時

短歌

初めての会話をした日



ゆかりある人であること



教えるデジャヴ

短歌

  いくらでも時間は要るが



金が無い



  そろそろ売りに出すか魂

短歌

一日中続いた雨に



濡れた街



後れ馳せながら



斜陽が照らす

短歌

歌姫の



  電影が今朝



     舞い込んで



俄かに色めく



      モニター画面

短歌

童らの



  砂遊びした



痕跡は



   一夜が明けて



遺跡に変わる

短歌

また冬の羽に戻ったカイツブリ



流行色を気にも掛けずに

短歌

マウスには



        やはり尻尾が要るようだ



生やしてからは



きびきび動く

短歌

強風に



  吹き飛ばされた



         雲間から



落ちた星屑



     イルミネーション

短歌

      いざなわれ



  宇宙の果てを越えたのか



 グラハム数に時空が消える

短歌

あの無量大数ですら極小の



不可説不可説転の世界て



短歌

水面に



 雨の波紋が



生まれては



 消える束の間 



人は短命

短歌

あれ?ミサゴ?



滅多に見ないシルエット



考え事の視界を通過

短歌

各地から



見とれているに違いない



かわたれどきの



望月の影

短歌

    自己中は



ガリレオ時代と変わらない



   三次元 地球  



   いまだ標準

短歌

室内の作業はやめて



   出掛けよう



昨日に続く快晴の空

短歌

紅葉が



 枝を離れる



     瞬間は



      そう見られない 



           昼の流星

短歌

 常緑と



     紅葉の樹々



  入り乱れ



     織り成す錦 



秋 完成す

短歌

足元に



擦り寄って来た



野良猫に



後の予定が



押し気味になる

短歌

虎くらい大きかったら怖いかも



猫の威嚇は寧ろ可愛い

短歌

桜には



  見頃の時期が



        ふたつある



春は言うまで



      今ひとつ 秋

短歌

もう少し



大きくなれば



するすると



抜けてゆけるよ



童なみんな

短歌

      水面の



    朝日の影は



     波を受け



    木立の奥の



    暗がり揺らす

短歌

最強の国の新たなリーダーは



      黒肌の人 



     期は画された

短歌

歌声が



 百三十里の



      隔たりを



越えて届いた



       再会の朝

短歌

浮き沈みしない気持ちの安定感



重ねた歳の為せる業かな

短歌

 秋空は



     いろんなものが



  飛び交って



       トビとカワウも



あわやニアミス

短歌

この冬の



    風邪の引き方



占える



   11月の



衣は厚く

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