四季島

ゆきのりのうた

短歌

池に浮く



  白菜を喰う



      鴨の群れ



鍋の具が具を



    食べてるみたい

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短歌

この一年長かったなあ



なんてこと



思えるときが



あっても良さそう

短歌

納得をさせる根拠はそこに無く



絶望もまた希望と同じ

短歌

観念や想像だけで知ることの



できない人の孤独と恐怖

短歌

凄惨な事件 悲報は飯の種



メディアの裏で上がる歓声

短歌

左手の



 小指から出る



      赤い糸



 辿って行くと



右手の小指

短歌

不覚にも



笑いを一本取られたぞ



躓いた犬 小癪な奴め

短歌

火曜日が



鍵を握っていた年も



残り一週 



次は水?木?

短歌

飼い主の指差すものに向きもせず



犬ころの見るあさっての方

短歌

分け合えば足るのに奪い合う人の



臆病風が乏しさの元

短歌

暖かい冬至の朝に射す光



新春級の白い輝き

短歌

珍しい



真っ黒な鳩



一羽あり



変異種なのか



汚れてるのか

短歌

    冥王星



記憶の中でいつまでも



惑星として光り続ける

短歌

太陽に成り損なった星なんて



言うのはやめてくれと木星

短歌

夜が明けて



西の地平へ落ちる時



立体感を出す白い月

短歌

水平の朝の光は



建物を照らし地面はまだ陰のまま

短歌

    一晩で



  燃え尽きたのか



 真っ白な灰の塊



   早朝の月

短歌

期待値が高すぎた為



幻滅をした事もまた



いつか思い出

短歌

役目より長居をすれば疎まれる



惜しむ憎むはご都合次第

短歌

洪水のように溢れる情報も



有用なのは砂金の如し

短歌

本年も



 大詰めの今



      唐突に



生麩を食べる



   望みを抱く

短歌

今日もまた



 大勢がその生涯を



        閉じて 世界は



              止まらず続く

短歌

気が付けば



   日向を選び



        歩いてる



前後を歩く



       人たちも皆

短歌

  真っ黒な



峠の空に横たわる



 でかい図体



  冬のオリオン

短歌

金の無い男がもてる世界なら



世の問題も九割は減る

短歌

気流さえ良ければ鳩も



隼になれると知った



風の強い日

短歌

つけ上がる



愚かな小物妖怪め



いっぺんしばかな



あかんようやな

短歌

ありがとうございますって



言ってたの?



あの若者の「あーたーす」って

短歌

ええ?そうかぁ?



テレビ出演者らにもう



共感できず 



孤高に至る

短歌

静寂の



 千早の森の



     星空に



不穏な動き



    軍事衛星

短歌

星空のビッグ3の月金木



西に集まり首脳会談

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