四季島

ゆきのりのうた

短歌

調べたいことはすぐさま調べよう



時間が経つとすっかり消える

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短歌

  ポケットの



マナーモードの



    ケイタイの



バイブレーション 



        伝うジーンズ

短歌

強風は夕刻に止み



散らかった落ち葉は今日の



終わりを告げる

短歌

色付いた



  山の錦も



    霞むほど



情熱の花



  胸中に咲き

短歌

自転車の



後ろの席に



載せられて



犬はきょろきょろ 



しっぽふりふり

短歌

水平に近い軌道の流星の



長い滑空 間もなく夜明け

短歌

物心付いた時から昨日まで



共に過ごした箪笥無き今日

短歌

頭上から



ハエトリグモが



垂線を描いて床に



静かに降りる

短歌

初めての



     生の吉本新喜劇



   島田珠代



奇怪な動き

短歌

ほろ苦さ 甘さ 酸っぱさ



混じり合う 浪速の夜は



カクテルの味

短歌

雲ばかり広がる闇夜 



裂け目から光を漏らす



囚われの月

短歌

目の前に



 舞い降りて来た



銀杏の葉



 ワイパーに乗り



暫し道連れ

短歌

公園も



冬は遊具が冷たくて



遊び心の



温度も下がる

短歌

空一面覆った雲は冬の色



少し遅れて街路樹は秋

短歌

雲間から



 姿を見せた金星と



  視線が合った感じの未明

短歌

あっさりと



 更新すると



   思われた



連勝記録 



  白鵬止まる

短歌

怖がって



猫から逃げて来た少女



どんな奴かと見るとでっかぁ

短歌

砂の降る黄色く煙る空の下



この冬初の鍋の買出し

短歌

北海道 本州 四国 九州で



未踏は四国 近くて遠い

短歌

悪いけど



 小鳥の餌は今無いよ



足元に来た



  セキレイ一羽

短歌

てきぱきと作業する時



怒ってるみたいな感じ



御機嫌なのに

短歌

掃除機に吸い寄せられた



ゴキブリの死骸に怯む 



大の男が



短歌

日中ののどかな陽気



柿の実が生っていないと



春と間違う

短歌

立つ冬の風 室内に招き入れ



暮れを待たずに掃除を済ます

短歌

アジサシの姿が消えてユリカモメ



大和川にも冬の訪れ

短歌

虫の音が



 聴けなくなれば



冬の空



 オリオンを斬る



      流星の影

短歌

新月に向かう細くて赤い月



九度の気温 夜露の下界

短歌

車から



降りたところへ



甘過ぎる香りの風が



駆け抜けて消ゆ

短歌

自転車の



  ママの運転



粗っぽく



  同乗の子の



ずれたヘルメット

短歌

太陽が出て来た空を映し出す



水溜まりには色付きの雲

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