四季島

ゆきのりのうた

短歌

もう二度と俺が天使の表情を



曇らすなんてあり得ない事

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短歌

明日帰る妖精のまた別の名は



天使 太陽 女神 とも言う

短歌

一日に歌を一首も詠まないで



眠りに就けば歌人の名折れ

短歌

いつも会う場所とは違う街角で



見かけた人が誰か分からず

短歌

ケイタイを新品に変え



掛けてみる



憶えておいた君の番号

短歌

アメリカの主食が米じゃないように



仏教国じゃないよフランス

短歌

僕だけが見つけたかわいらしさこそ



光り輝き続ける秘宝

短歌

沖縄が好きな彼女の影響で



沖縄ネタに強く反応

短歌

クーラーの室外機前よりもまだ



暑苦しくてごめんなさいね

短歌

真相が明らかになり



解決の光が見えた



出口は近い

短歌

言いたくもないことばかり言ってると



言いたいことを言う時は無し

短歌

台風の余韻が残る風の中



スライスにする玉葱を取る

短歌

シャワー中



窓の外には鳩の影



脅かしたって何度でも来る

短歌

なでしこが世界制覇を成し遂げて



そろそろ俺の出番も近い

短歌

よそ見してお茶を飲んだら



間違えてジュースだったら



まあ目が覚める

短歌

沢山のものを次々切り離し



あのロケットも やっと宇宙へ

短歌

午後五時を



知らすミュージックサイレンに



物悲しさの漂わぬ夏

短歌

アドレナリン出ても建設するための



力に変える これぞ年輪

短歌

中学生時代の体育教師の名



同じ地名の所を通る

短歌

採用を知らせる電話 受けた朝



そうかそろそろ潮時なのか

短歌

かすり傷くらいで酷いみみず腫れ



俺はそんなに疲れているか

短歌

晴れた朝 今年最初の蝉の声



夏の盛りはやっとこれから

短歌

留守中に停電をした形跡が



幾つも残る部屋に帰宅す

短歌

見覚えのある川柳が載る誌面



確かめてみる やはり彼女の

短歌

この夜も共に過ごせる筈だった



二人は離れ 七夕は雨

短歌

あの時の高速バスとまた同じ



出発時刻間際のフェリー

短歌

いつまでも楽しい日々は続かない



大事にしても後悔はする

短歌

刻々と進み続ける心境は



また新しい高みに登る

短歌

何年かぶりに入った散髪屋



顔ぶれはもうすっかり変わる

短歌

石ころを投げれば当たる色と金



他にいろいろありそうなのに

短歌

梅雨明けの



猛暑続きでバテ気味の



身を休ませる七月の雨

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