四季島

ゆきのりのうた

短歌

大晦日



やっと出番が来た土鍋



恋女房と激動の年

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短歌

食べたのは



臨海線の路肩にて



今年最後の愛妻弁当

短歌

「面白い恋人」というお菓子より



面白いのが俺の恋人

短歌

どうしても改善しない



諦める? 期待をやめる?



いつか良くなる?



短歌

もう幾つ寝ると正月なんてまだ



数える大人    もう幾つかな

短歌

別々の用事が



ちょうど同じ頃 終わって



共に待たず待たせず

短歌

ささやかな祝いの宴 



準備する人手は二人 



お客も二人

短歌

恋人が婚約者から妻になり



俺が夫かぁ もうすぐ父かぁ

短歌

しっかりと抱きしめる為



僕は手に何も持たずに



君と出会った

短歌

珍しく長湯で身体 あっためて



生姜湯 飲んで



かぼちゃを食べて

短歌

日本の領土の端を



地図上で探索した日 



襲う郷愁

短歌

新しく君が編み出すオノマトペ



「ぷんすかぷん」は



どんな感情?

短歌

お決まりの



作業ばかりの



アプリには



眠ったままの



機能が潜む

短歌

高速で回転している時 独楽は



埃も付かず 倒れもしない

短歌

居眠りをしている僕に



キスをして目を覚まさせる



羽無し天使

短歌

腹具合



気に掛かる時



思い出す



南米の国



パラグアイの子

短歌

あの日とは



必要とする金額が



一桁違う



九年が過ぎて

短歌

幸せに報われる日を迎えたら



過去の全てを笑い飛ばせる 

短歌

どう見ても若手のほうが



偉そうにしている二人 



おそらく親子

短歌

外食は



パスタをやめてオムライス



特大サイズ またも食べ過ぎ

短歌

月影は



白い家屋の



側壁に



照り返されて



闇を薄める

短歌

環境によっては誰もが



あのような大人に



なっていたかも知れん

短歌

五年前 よく聴いた曲 



ブラントの



♪「あんた別嬪やなあ ほんまに」

短歌

暖かいとは言え今は十二月



蝉が鳴くわけなく ジャーの音

短歌

大きめの帽子のつばを



曲げ上げる



小さな顔の君に口付け

短歌

外は闇 



ビルの上には



木星と月が我が目を



惹き付ける空

短歌

外食をやめて書類は完成し



余る時間で諸事も整う

短歌

眠るまでもう時間切れ



また明日



構ってほしい君にさよなら

短歌

絶対に良いと信じてしたことも



時を下れば定かではない

短歌

各部屋に掛ける新たなカレンダー



買い揃えた日 姫は朗読

短歌

恋人がお膳立てした晩餐に



丸一年の祝いのケーキ

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