四季島

ゆきのりのうた

短歌

僕はもう



十秒くらい



立てるから



パパにゆとりの



シャッターチャンス

スポンサーサイト

短歌

茹で卵 じゃが芋 お米



ママはすぐ



子に食べ物のあだ名を付ける

短歌

ちゃぱちゃぱと



お風呂で遊ぶごきげんさん



お湯の温度が一番大事

短歌

パパの足



捕まえた子は



がぶがぶと



咬み付いて来る



ちっちゃいライオン

短歌

「すうーっと。」と 



トイレからする妻の声



おまじないかな? 独り言かな?

短歌

手を洗う水道の水 冷たくて



朝まで続いた雨は秋雨

短歌

久々に



 30℃を下回る夜



雨の止み間に



   秋の虫の音

短歌

自分からパパの腕枕にころり



「天使君、パパ、神を赦すよ。」

短歌

別れ際 



君は駆け寄り



この胸に飛び込んで来た 



そんな日もある

短歌

幼子は何かに気付き 眉を上げ



心の声が「おやっ?」と聞こえる

短歌

夏の午後 



帰宅するなり 妻の言う



「水飲みたい。」が



胸をくすぐる

短歌

二度見した末に笑顔を見せる君



その眼差しは世界を救う

短歌

パパママが



見ていることを確かめて



視線が合えば即 逸らす君

短歌

 手放しで五秒立てたぞ



    パパママに



いいとこ見せてくれる一歳

短歌

虚しさに



再認識をさせられた



やはり私はうたびとらしい

短歌

埼玉に住んでいた頃よく見えた



小さな富士を想う昨今

短歌

繰り返し パパの唇



引っ張って 放して鳴らす



音に笑う子

短歌

あさっての



 方向からは



    引き返し



未来の光



  射す空 目指す

短歌

今日でもう終了とした飲み薬



白く綺麗な肌に戻そう

短歌

取り寄せた本が届いた夜七時



病院行きを中止した日の

短歌

臍の上 



 歯形の残るキスマーク



疚しくはない 



 息子の仕業

短歌

カーテンの



向こうがかなり



お気に入り



追い掛けるパパ 



振り返る君

短歌

幼子に目薬を差す骨を知り



上手く行ったらちょっと快感

短歌

二日間続けて 父と



手続きに廻る 灼熱天国の街

短歌

新しいSNSを覗いても



ただ時の無駄



気を取り直す

短歌

目薬はよく効くようで



腫れは引き 目やにも取れた



方言めばちこ

短歌

繋がった堺東と淀屋橋



縁が近い未来を照らす

短歌

インディアンみたいな奇声



あわわわわ



息子は はしゃぎ過ぎて泣き出す

短歌

時を経て



 過去が陳腐に思えたら



誰も知らない



      未来へ進め

短歌

ママの手に持ち上げられて



空中で足を振る君



天使の散歩

短歌

洗濯機 選んで帰る車中にて



あのラーメン屋 潰れたと知る

FC2Ad