四季島

ゆきのりのうた

短歌

年越しに妻が揃えた



焼酎と蕎麦とお餅と



ビールとスルメ

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短歌

出かけ際 



ママと戯れ



嬉々とする



子供の様子 



パパ 解脱する

短歌

親指の爪の根元の二分休符



二拍休んでみよとの御告げ

短歌

暖房の効かない車内 外は雪



内から身体 温めるものを

短歌

日が暮れた見知らぬ土地で



ただ独り宝探しをしている男

短歌

許容量 超えて未処理のもの二件



さくさく完了 お次はなあに?

短歌

醒めやらぬ寝起きの顔で現れた



息子の笑みに気が晴れる夜

短歌

外に出て遊びたいのは分かるけど



車 多すぎ 仕事は遅れ

短歌

遅刻して早く終わった一日は



乗り物もまた最大のもの

短歌

初めての苺も君はお気に入り



パパママ二年 寿ぎ眠る

短歌

闇の夜の冬の冷たい風の中



春の夜明けをただ待ち侘びる



短歌

真夜中に「雪国」を聴く12月



吉幾三はなかなか巧い

短歌

寝不足でお寝坊さんの



パパの部屋を



訪ねて来た子の齎す目覚め

短歌

誰だって



すっきりしない



気分なら



てきぱきやれず



楽しめもせず

短歌

専門の店じゃなくても置いている



カー用品を序でに購入

短歌

うたびとが歌を失くせばただの人



大声を上げ 蘇生させる夜

短歌

ママの背におんぶされた子上機嫌



「パパ、見て見て。」と振り返る顔

短歌

勉強の為に長らく使用した



機材は壊れ ひと休みの日

短歌

同棲を



始めた頃に



よく聴いた



曲が流れる



深夜のラジオ

短歌

きつい場があれば



    一息吐ける場も



救いのような



    拷問なのか

短歌

そっくりな髪型の母子



向き合って頷く頭



横で見る父

短歌

一日で七箇所巡り



日は暮れて



風呂を明日にスライドさせる

短歌

パパ いつも



「あしたはいっぱいあしょぼっ。」



言って遊べず 潤む子の顔

短歌

遺言を伝えたけれど



叶うなら 



 孫を抱くまで



  元気でいたい

短歌

一日も早い日の無い一週間



仮眠くらいで疲れは取れず

短歌

隙を見て



パパのほっぺにチューをする



息子よ 君は愛に満ちる子

短歌

このままでいい筈がない



時の無い日々の解消



パパは約束

短歌

襲い来る強い眠気に



性的な刺激も効かず



窓を開け叫ぶ

短歌

眠る前 ほんの一瞬だけ見せる



子の微笑みは地球の至宝

短歌

前回の余りが備え



今回の取替え時の



憂い 速やか

短歌

辛口の



 カレーを食べて



       汗だくの



あれから三年



   ママである妻

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