四季島

ゆきのりのうた

短歌

転んでも只では起きぬしぶとさが



後の難局 抜ける力に

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短歌

母方の祖母から車を贈られて



幼児は少し乗ってすぐ降り

短歌

要するに終わる時刻に大差無く



邪な者 我は関せず

短歌

三拍子 流れる曲に調和して



くるくる回り 踊る二歳児

短歌

DVDプレイヤーから飛び出した



トレイを恐れ 泣き出す幼児

短歌

爪を切り 手入れする内 



終点に着いてしまって



作業が残る

短歌

椅子に乗り



逃げるタオルを追い掛けて



子は繰り返し 大笑いする

短歌

二年間 必死になってやって来た



この苦境こそ幸せの日々

短歌

三人で早起きさんの一日は



ママも好調 良い表情で

短歌

二歳児は



 ママの動きに



呼応して



    前にひとっつ 



後ろにひとっつ

短歌

品薄の梅酒の色は澄み渡り



妻が選んだチョコと溶け合う

短歌

靴下の片方だけを履く妻の



もう片方は物干しに揺れ

短歌

幾つもの続柄から



今 我を代表するのは



明らかに「父」

短歌

暖かくなってもマスクをしたほうが



どうやら良さそう 今の御時勢

短歌

待ち時間あった分だけ



終わるのが晩い日



足の爪切りは完

短歌

風邪気味で外出をやめ



室内の遊びに変えた



春の休日

短歌

当面の金の工面が出来た今日



事務の女はまあ愚か者

短歌

八年の記念日 特に何事も



無い一日に 掃除機が来る

短歌

大変な思いをさせた幼子の



長いお昼寝 夜にずれ込む

短歌

怖がらず滑り台から降りる君



走り出しそう 喋り出しそう

短歌

同棲は三年 妻と語る午後



遊び疲れた子供は眠る

短歌

連休を漸く取れて



手付かずの用事をこなす



怒りながらも

短歌

始まったばかりの時期に



徐々にもう



話が違うような兆しが

短歌

教えるとなると時間が掛かるもの



独りでたったとやるほうが楽

短歌

膨らんだフグの真似する妻は今



テンション 高目 夜中の一時

短歌

気難しい輩に構ってやれるほど



ゆとりなど無い 淡々と行く

短歌

四日目にして想定の時間内



納得できる目処は立ち掛け

短歌

投げキッスしたママに向け



「飛ばしキス」する二歳児に



驚きのパパ

短歌

新しく切り替えをしたつもりでも



必ず前と繋がっている

短歌

話とは随分違う 初日故



今日だけならば堪えてみよう

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