ゆきのりのうた
心にも無い挨拶は気味悪く
せずに立ち去る退職の午後
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おばさんが四人で回すことになる
どうやらそんなところのようで
四月から始まる
新たな季節へと向けて
高価なシャンプーにする
昨日来た燕を今日は空に見ず
残る寒さの抜ける日を待つ
真夜中のママの作業の物音に
訝る幼児 何?泥棒さん?
あの日から数えて四年
かの日からもうすぐ五年
あれから十年
パパが身に着けてるものを
四歳は知育玩具にして戯れる
子は眠り
妻と二人でピザを食う
共に暮らして 間も無く五年
卒業と門出に向けて
筋道がはっきり決まる
力入れちゃるか
決められた時間通りの
日曜は初めてながら
最後でもある
ぎりぎりで伝えた決意
これでもう
引く事は無い
次へ行くだけ
潮時のような気もする
なら一度
勝負を掛けてみてもいいかも
買って来たばかりの物を荒らしたい
気持ち表す四歳の指
ネットから得られるものはもう無くて
時間の用途 考え直す
本番をいよいよ明日に控える日
時も気持ちもゆとりさえある
噛み合わぬ歯車 不快
要点は全部伝えたからまあいいか
パペットの犬に咬み付く三歳児
新聞記事に成り得るのかな
過去にやや関わりのある事柄を
調べる内に時は消え 明日
イヤマフもネックウォーマも要らなくて
身軽にこなす作業 速やか
調べ物している内に
ヒットした動画が知らす
亡くなった事
パパが歯を磨いていると
後ろから声を掛ける子
君もするかい?
自分から肩まで浸かりあったまる
お利口ちゃんはお風呂の天使
休み明け
予想以上に立て続く
業務の処理に追われて終わる
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