四季島

ゆきのりのうた

短歌

通学路 
目が寝たままの小学生
面白いけど大丈夫かい?
スポンサーサイト

短歌

伝聞で真相を知る為掛ける
網は広めに曖昧検索

短歌

古民家を公民館に建て替える
「う」と「ん」を加え
運が付くのか

短歌

気温だけまだ冬のまま
日差しやら雲の様子と
ずれが生じる

短歌

爪を切る時間を作るのに
無理をするのはやめて
のんびり行こう

短歌

本能がまだ色事に惹かれても
真に求めているのは歌道

短歌

取り返しの付かないことはないらしい
遺伝子がいつオンになるのか

短歌

冬野菜炒めの中の白菜で
二十一年前にスリップ

短歌

サッカーの女子中学生 
ぽんぽんとボールを蹴って 
子供の遊び

短歌

セキレイは人懐っこい性質で
作業中でも足元に来る

短歌

丁度良いところに連休 組み込まれ
分かってないけど分かってるやん

短歌

サッカーのキックのような動作して
元気な男児 パパを出迎え

短歌

二日間だけの真冬の中の春
どう活かそうか 親子三人

短歌

水面の上に漸く浮上して
呼吸整え宇宙を目指す

短歌

会社からバレンタインのプレゼント
長い残業時間をどうも

短歌

凍てついたフロントガラス 残る霜
青信号の光に染まる

短歌

おにぎりがたいして安くないのなら
やっぱりパンでいくしかないか

短歌

青春は訳も分からぬまま過ぎて
遠くなる今 愈々人生

短歌

寒風の中 ベランダで作業する
妻の姿を見上げる車窓

短歌

職業はフリーランスでずっと来た
安定は無い そして要らない

短歌

これまでのやり方でまだ打開せず
おおらかに行く道を試そう

短歌

もう情が繋がったから
悔やまない別の人生などありえない

短歌

久々に寄った食堂
以前より ほんのちょっぴり
ましな雰囲気

短歌

五月には丸十年のブロ短も
容易ではない日々の積み上げ

短歌

作業部屋 不平不満の会話から
漏れる情報 風向きを読む

短歌

節分の恵方巻きには目もくれず
豚汁 粕汁 買って帰ろう

短歌

どうしても見付からなかったものが今日
二つ揃って手に入るとは

短歌

棚卸しする時期なのね 二月って
ほったらかしたものを整え

FC2Ad