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四季島

ゆきのりのうた

短歌

夕刻のまだ冷めやらぬアスファルト
蜘蛛は体を持ち上げ歩く
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短歌

よく晴れた湖西道路を走るのは
この車両では初めての事

短歌

シーサーとイルカの置物 取り出して
息子の玩具に加えた夕べ

短歌

のんびりとゆとりの仕事から帰宅
台風接近 備えを整え

短歌

金沢へ往復六百キロの道
特に帰りの長いことたら

短歌

夏休み子供電話相談室
学べないけど おもろい かわいい

短歌

姫路から日高町まで二百キロ
走りやすくて助かったかな

短歌

連日の五時前帰宅
今週は感じ良好
潮の変わり目

短歌

あの夏の騒動からもう一年の
今日も叱って このまま続く

短歌

妻がまた独創的な口癖を
「ちゅるりらら~。」と始めた様子

短歌

給油所のタンクが底を衝くなんて
ほんま今月とことんでんな

短歌

順調な小学一年一学期
終業式を終えて眠る子

短歌

指さしのような形の雲の縁
染めて飛び出す朱色の朝日

短歌

風見鶏の尾羽に止まるカラス一羽
風向きなんか気にしない様

短歌

敬礼をするパパを真似
敬礼をする六歳児
柔らかな時

短歌

サッカーのワールドカップの年毎に
あれから あの頃 振り返るもの

短歌

あまりにも暑すぎる時
蝉さえも鳴くのをやめる
それでも人は

短歌

一日に十一回も繰り返す
作業は高い気温で過酷

短歌

見たこともないし
当然積むこともなかった荷物 
すんなり運ぶ

短歌

楽しみにしていたライブから帰る
妻を迎えに行く二十二時

短歌

エンプティーランプが点いても
十分に辿り着けると確信がある

短歌

昼食を摂るには早く
仮眠して時間調節 
気分すっきり

短歌

先週の波乱含みの変調を
引き摺ったまま週が始まる

短歌

図書館が北部リージョンセンターに
紙芝居は「蝶」 本は「ブレーメン」

短歌

何一つ届けず帰る雨の中
通行止めに追い詰められる

短歌

十二年ぶりに通過の街並みの
違いは何も用が無いこと

短歌

朗読のラジオ放送 
気味の悪い内容
明日の続きは如何に

短歌

ふと気付く 
光明池と琵琶湖って相似関係 
橋の位置まで

短歌

目くじらを立てるほどではないのかな
寛容さこそ肝要なのか

短歌

仕事用靴下を履くパパを見て
仕事に行くと分かり怒る子

短歌

少年期 
 まだ始まったばっかりの
生にわくわく
  そわそわしていた

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