四季島

ゆきのりのうた

短歌

体調も悪く 小雨の中で尚
入学式は 心 晴れやか

短歌

大阪に かなり晩めの初燕
我が子とバスを待つロータリー

短歌

切り上げは少し早めが望ましい
挨拶さえも簡素に帰る

短歌

リードする役目の者が低レベル
周囲は力あっても出せず

短歌

若かりし頃 耳にした事柄が
影響しすぎ 改めようか

短歌

我が家にも大きな変化 春四月
新年度には 期待 膨らむ

短歌

用意したネームスタンプ 使い初め
大活躍で作業が進む

短歌

防寒着はもう要らないと思わせた
太陽 北風 ぐるだったのか

短歌

二週間前には三重に到達の
燕前線 大阪はまだ

短歌

カーナビの中の車は
ハイテクのマシーンになって
海上を往く

短歌

究めたいことがあるから
他はもうどうでもええわ 
好きにやってて

短歌

退職を告げると気落ちした上司
生活設計故に御免ね

短歌

忙殺の書類作成 
半日を潰しても尚
終わりが見えず

短歌

完璧を崩せば器がでかくなる
心は広く みんな笑顔に

短歌

卒園の直後 入学説明会
ゴールラインはスタートライン

短歌

半日で勤務は終わり
制作中ディスクを
完成まで漕ぎ着ける

短歌

創作や制作をする者は皆
こだわるからね 時が必要

短歌

カーナビが何回 外れ落ちるのか
路面 クッション 悪すぎるやろ

短歌

長時間 待たされるかも知れないと
脅かされたら 案外早い

短歌

少年はパパに身体を支えられ
鉄棒燕 春空の下

短歌

アオサギの狩りの瞬間 目撃し
少年の未知 更に広がる

短歌

まだ先と思っていたらもう来たか
燕の影に遅れる反応

短歌

八時五時 軽い一日
明日もまた軽めの予定
訓練の為

短歌

昨日見た夕日と同じく赤いまま
出て来た朝日 只 新しい

短歌

一日中 頭は眠ったままなのか
疲れを溜めると能率低下

短歌

二時間は早く帰れた筈の日に
サービスエリアで朝夕食事

短歌

一年の動画を集め
一本に纏める作業 
そろそろ開始

短歌

六歳の男児は散歩が大好きで
二周回ってもうお昼過ぎ

短歌

六歳は幼児を卒業する齢
親子三人 次の時代へ

短歌

帰宅した頃には既に眠る子の
園のノートに昼間の様子

短歌

昨日の面接で知る勤務地は
去年の暮れに前触れがある

短歌

四月から新生活はこの場所で
ダンクシュートを決める少年

短歌

靴下を両手に嵌めて模った
蛇で元気をママにあげる子

短歌

大好きなバスが来るのを待つ五歳
遠くの角を共に見つめる

短歌

和やかに
細かいことは訊きもせず
訊かれもせずに
面接 終える

短歌

晩くても
無事に生還することが
パパの使命と
仮眠を択ぶ

短歌

昨晩の嵐が届けてくれたもの
郵便受けに枯れ葉一枚

短歌

珍しい一本レバーを乗り熟し
岐阜の作業を終えて名古屋へ

短歌

明細の不明を質し
相性の合わないカード
買い替えを決め

短歌

カーナビを本設置して操作する
気に入ったのは3D表示

短歌

新しいベッドが父に届けられ
弁当箱は五歳男児に

短歌

紅白の梅の香りを愛でながら
親子三人 風下に立つ

短歌

エプロンと三角巾を付けた子は
可愛かったと保育士の弁

短歌

積む時に小さな波乱のあった荷を
難無く卸し 健康診断

短歌

未体験アタッチメント教習後
煩雑過ぎる伝票整理

短歌

運転も譲り
直接手を下す作業も減って
尚長い日々

短歌

寝屋川の大学前で週明けの
脳裡をよぎる十四年前

短歌

公園に連れて行くのが間に合わず
幼児は眠り 夕刻起きる

短歌

申し込み電話は二件とも不振
思い留まるべきなのかいな

短歌

不調和なものが
幾つも現れる週末 
次に目を移す時期

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