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四季島

ゆきのりのうた

短歌

色褪せたビデオと飽きた音楽を
組み合わせれば鮮度が戻る

短歌

高齢の父も流石に男泣き
情は幸せそして苦しみ

短歌

晩までは別行動の筈だった
父子はゆっくり一緒に過ごす

短歌

新しいテーブルが来て
古いのを片付けて待つ
我が子の帰り

短歌

担当が女医に代わって
説明を改めて聞く 月曜の午後

短歌

親ならば「元気がなくておとなしい」
よりもやっぱり腕白がいい

短歌

失敗に 涙を浮かべ悔しがる
男児よ 君は成長できる

短歌

少年がパパとのんびり過ごす日に
やや深刻な話も入る

短歌

モテ期っていつ来るんよ?え?もう過ぎた?
あんなんでもう終わりか まさか

短歌

「コレナンデ商会」そして「マーヴェラス」
少年の壺 日々増えて行く

短歌

今はもう鯨君より
ジェイソンの「以~上っ。」のほうが
楽しい男児

短歌

大切にしたくなくって
飽きるまで繰り返すのか 
お気に入りほど

短歌

学習の成果を発表した後は
パパとたっぷり遊ぶ日曜

短歌

目の痒み 抑える為の濡れタオル
睡眠導入力も覿面

短歌

連日の帰宅直後の入眠で
変則になる父と子の夜

短歌

少額で旨いものなら作れるし
満足の行く店って無いな

短歌

妹が運転をする車には
手慣れた助手の姪も同乗

短歌

登校のペース配分 
大幅に早めた結果 
見えて来るもの

短歌

突然の知らせに少し驚いて
用事をこなす風の強い日

短歌

この店で手に入れたもの 身に付けて
往くが我らの日曜の午後

短歌

買って来たばかりの服を着て向かう
保護者の集い 時間通りに

短歌

公園で不意に知り合うことになる
アメリカ人の三人家族

短歌

見開いた笑顔の男児
七歳で中島みゆき節を楽しむ

短歌

七歳の息子にセルフメディケーション
パパのディフェンス力を舐めんな

短歌

十四年前には聴いていたメロディー
今月 玉置浩二月間

短歌

若い日は誰もがみんな痛いもの
そして円熟期に実るもの

短歌

休日もやはり早めに起きるのが
望ましいこと 再確認し

短歌

最高の行楽日和
少年は父の手作り弁当で昼

短歌

調理中 子が眠るのを阻む為
歌う 「歪んだぶんぶんぶん」ぞ

短歌

あれこれと買って合計二千円
ぴったり賞とか何か無いんか

短歌

美しい秋空をまた無駄にして
過ぎ行く今日を意義あらしめる

短歌

減って来た空気 多めに充塡し
張りが戻って若返る球

短歌

比較的強い風ではあったけど
木枯らしというほどじゃないよな

短歌

ばねの効く新しい靴 
少年はパパと駆けっこ
軽やかな風

短歌

一か月余りのラグビーシーズンは
長く短く今年を彩る

短歌

週末の疲れに親も子も共に
眠るつもりも無いまま落ちる

短歌

断水で困る事態に
繋がったものや判明したものもあり

短歌

服を探すことに時間が奪われて
溜まった用事 捌き切れない

短歌

参観を終えて序でに
立ち寄った郵便局で
不調を見抜かれ

短歌

衣替えした日 新たな段階に
鳩を避けずに追い払う君

短歌

秋冬の御洒落は金が掛かるから
予算オーバーなんか気にせず

短歌

隣室で遊ぶ子 静か
手を止めて
見ればボールと一緒に眠る

短歌

放課後に出番があると雨が降る
三度続けば凄いぞ じんべえ

短歌

突然の訪問者あり
中断の後は気分が乗らず取りやめ

短歌

『ぶんぶんぶん』 
パパのハイパービブラート
何度やっても笑う少年

短歌

珍しく トロの刺身の昼食で
即位の礼を独り寿ぐ

短歌

昼過ぎに配達に来るものは何?
昼食中を狙っているの?

短歌

来た時は目に飛び込んで来る燕
消える時って おや 知らぬ間に

短歌

少年はトイレの蓋を閉めるのに
必要以上に俊敏にやる

短歌

四週間振りの通学バス下校
じんべえを背に進む七歳