四季島

ゆきのりのうた

短歌

散髪の間 お利口さんにする
急に成長 遂げた小一

短歌

練習の成果を発揮する我が子
駆けっこ ダンス パラバルーンに

短歌

請わずとも無理なく自然に
休日となった明日は子の運動会

短歌

独り言のような相槌 打つ妻の
「そやね、そやね。」が胸をくすぐる

短歌

スマートな電話とそして
スマートなインターチェンジ
イモビライザー 

短歌

前職の二か月半は無駄にあらず
今の職場に縁を感ずる

短歌

予定より少し遅れはしたものの
漸く初日 さあ始まった

短歌

外出を急にやめかけ ごめんなさい
そやな 行くって言ったら行こう

短歌

気を抜いて 軽く流して見ていたら
涙腺 痛むほどの名作

短歌

歌姫と同じくらいに麗しい
楽器姫にも嵌る昨今

短歌

パソコンの部屋のエアコン準備して
七期目の夏 さあ始めるか

短歌

大好きな野菜ジュースを飲んだ後
赤い口髭 生える少年

短歌

呼吸器に効くのは生姜
伝来の民間療法
迷信じゃない

短歌

新しい季節に向けて
色々と買い替えてみる
軽やかになる

短歌

外は雨 
部屋で暴れる
六歳の天使君 
目が くりくりきらきら

短歌

何らかの超越的な働きで
最初の縁に絞られ 決まる

短歌

三回もほぼ決定が覆る
最初のものに誘導なのか

短歌

ニンニクは顕著な効果 あるようで
夕刻からは随分楽に

短歌

割り込んだ面接先で決定の
新たな仕事 準備を始め

短歌

何年も風邪と思っていたものが
花粉症ではないかと疑念

短歌

パソコンのトップ画面のスライドを
刷新した日 次の場面へ

短歌

黄金の長く短い一週間
三十ヶ所の公園制覇

短歌

父と子の公園探検隊は行く
楽しい場所を幾つも見つけ

短歌

公園を渡り歩いて
少年と 明日はボールで
遊ぶ約束

短歌

「わんわん。」と犬の鳴き真似する児童
たまに「うおー。」と遠吠えもやる

短歌

別室に運ばれて行く掛布団
追い掛けて 子は笑い飛び付く

短歌

五年間 通い続けた病院を
卒業した日 親子 晴れ晴れ

短歌

眠らせた電話を起こす時はいつ
二年以内で結論は出る

短歌

公園の遊具を更に楽しめる
成長を遂げ 児童は弾む

短歌

十年で
 制作専用パソコンが
寿命を迎え 
 次をどうする

短歌

七年間 使い続けた
カーテンはオーダーメイド 
捨てずに洗う

短歌

学校の献立表の影響で
パパのお昼も同じメニューに

短歌

学校の先生があれ?家に居る
児童は気分高揚の顔

短歌

停飛するドングリバチを注視して
怖さを知らぬ少年の初夏

短歌

小一はカメラを下に向けて撮り
小さな足がフレーム内に

短歌

六歳は
更に幼い顔をした
写真の中の自身を真似る

短歌

少年は所定の位置に
太陽のシールを貼って
席へと戻る

短歌

遅れたり 延期になっていたものが
今日 悉く完了を見る

短歌

デビューしたところでそんなに
あれこれとアプリを使うことは無さそう

短歌

七年間 使った電話 壊れそう
時代に合ったものに替えるか

短歌

我が通話 
断片的に聞く妻の脳裏に
おむつの女性が通る

短歌

態勢が整うまでに
まだ少し
微調整する日々が必要

短歌

長引いたこの症状は風邪じゃない
まあ気にせずにやっていこうか

短歌

不幸って 
変装をした幸福ということらしい

かも知れないね

短歌

新しい人生を
踏み出してから
十二支一周 

子は小学生

短歌

給食が始まり 時が出来た今日
新たな靴を買いに出掛ける

短歌

追加した錠に反応する子供
君の安全 守る物だよ

短歌

二日目のバス通学で席に着く
お利口さんを窓越しに見る

短歌

ドアを開け飛び出す少年
追い掛けて連れ戻すママ
もう潮時か

短歌

十時間眠って醒めた午前二時
風邪の症状 まだ治まらず

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